生姜だけじゃない〜身体を温める食材たち【野菜編】
冷えとりを実践していたら、食べるものにも気をつかいたくなります。
身体を温めたいなと考えた時に、まず思い浮かぶのは生姜。
生姜を使った料理を食べたり、飲み物を飲むと体がぽかぽかしてくるのがわかります。
他にも体を温める野菜はあるのでしょうか。
根菜類といわれる、土の中で育つ野菜が特に身体を温める効果があるといわれています。
他にも身近で、意外と知られていない野菜が!
代表的なものをご紹介いたします。
1.ニンジン
ニンジンの代表的な栄養素といえばβ-カロテン。
抗酸化物質である、β-カロテンが血液や血管を綺麗に保つことで血液をサラサラにし、
全身に血を巡りやすくします。
また、クマリンという香りの成分はポリフェノールの一種で、
血液を固まりにくくする作用があり、血液循環を促し
血行不良による、冷えやむくみを改善する効果も期待できます。
2.山芋
山芋はビタミン、ミネラル、食物繊維などが幅広い栄養素を含んだ野菜です。
昔から滋養強壮に良いといわれています。
消化器関係の機能サポートや体力アップ、疲労回復にも良いとされています。
免疫力を高める効果もあるサポニンや、抗ウイルス作用があるアルギニンを含み、
インフルエンザ予防にも有効です。
また、アルギニンは血管を丈夫にして、脂肪燃焼、筋肉を作る働きがあり、
サポニンは血液をサラサラにしたり、血液中の脂肪を洗い流す効果があります。冷え性の改善におすすめです。
3.ニラ
ニラは古くから体を温める食材といわれ、紀元前の時代から重宝されていたようです。
ニラに含まれるアリシンという成分はビタミンB1の働きをサポートします。
そして、ビタミンB1は体内の代謝を促します。代謝には熱が伴うため、
熱生産で体も温まるというわけです。
また、アリシンはドロドロになってしまった血液をサラサラにする効果もあるので、
温かい血が巡りやすくなります。
4.ゴボウ
ゴボウの成分に含まれるサポニンは、朝鮮人参などにも含まれている成分で、
体を温め、元気にしてくれる滋養強壮や血液をサラサラにする作用があります。
また、ゴボウに含まれるイヌリンには利尿作用があり、体内の不要な老廃物などを
排出する助けをしてくれます。
食物繊維も豊富なので便秘改善に。体内のデトックスにも効果的ですね。
5.舞茸
舞茸には、MXフラクションという成分が含まれています。これは血液を浄化する成分。
ドロドロになった血液を綺麗にして、血流の流れを良くしていきます。
血流の循環が滞ると、冷え、肩こり、腰痛などの原因にもなりかねません。
また、免疫力をアップさせるグルカンという成分も含んでいます。
グルカンは免疫細胞を活性化し、制ガン作用や糖尿病や高コレステロール、高脂血、花粉症など
生活習慣病の予防に期待されています。
免疫力を高めることで肌や髪の老化予防など、アンチエイジング効果も期待できます。
どの野菜も普段何気なく食べていますが、冷えを感じる身体に優しい食材もたくさんありますね。
身体の中からよろこぶ、食べる温活を楽しみましょう!