スタッフがダーニングに挑戦!穴が空いた靴下も、手間をかければもっと愛おしく。

 

くらしきぬがかねてからおすすめしている「ダーニング」。

 

ダーニングとは、衣類の穴あきや擦り切れた箇所を修繕するヨーロッパ発祥の修繕方法。補修跡が目立たないように繕うことはもちろん、好きな色で好きな絵柄を縫って楽しむこともできます。

 

くらしきぬでは、一度お買い上げいただいた製品に愛着を持って、なるべく大切に長く使っていただきたいという想いがあります。

そのためお客様から「何度も履いて穴が空いてしまった」とご相談を頂いたときも、ダーニングを提案させていただいております。

 

お客様にもっとダーニングのことを知ってもらえればと思い、スタッフで破れた靴下を持ち寄り、ダーニングを行いました。

先生はアパレル歴15年のセラ。チャレンジするのは、ソルティ、ひーちゃん、ぶんの3人です。

靴下の足先にできた穴を、ものの3分ほどで塞いでしまったセラ先生。

 

ダーニングに必要な道具はこちら。

・気分が上がる色の刺繍糸

・ダーニングマッシュルーム

・針

・ヘアゴム

・糸切りバサミ

 

セラ先生にアドバイスをもらいながら、今回は手芸用品店のクロバーさんのダーニング説明動画でダーニングの基本を学び直しながら進めていきました。

ふむふむ…「ちょっともう一回!」と巻き戻しなら、説明に集中します。

とはいえ、楽しそうな3人…。

 

なんとなく理解できたところで、刺繍の色を選び、作りたい絵柄を決めます。

靴下と糸を重ねながら、うーんうーんと悩み、糸の色を決めました。

絵柄は、3人とも「まずは基本から」ということで四角か丸を作ることに決定(とりあえず始めてから考えよう!というアバウトなテンションもアリです)。

 

はじめの手順としては、まず縫う部分にダーニングマッシュルームを裏側からあて、生地をピンと張り、動かないようにヘアゴムで留めます。

最初は縦糸を張っていきます。

糸を針に通しにくいときは、糸通しを使ってください。

穴の少し右上外側から刺し、生地を小さくすくい、糸を下に引きます。このとき、糸端は10cmくらい残しておきます。
そこから完成形をイメージしながら、左へとちくちく針を刺していきます。

 

縦糸を張る感覚は、だいたい使用している糸一本分を目安に。

ちくちく、進めていきます。

 

縦糸を張り終わりました。

あれ…ソルティ(えんじ)はきれいな丸ですが、ひーちゃん(ホワイト)、ぶん(グレー)は丸にも四角にもなっていません。ひーちゃんは魚のような形に。

ここからは各々、思い思いの形を目指していくことになります。

 

縦糸を張り終わったら、次は横糸。

縦糸のすぐ横を小さくすくい、1本目の縦糸の上、2本目の下、3本目の上と、交互にジグザク通していきます。こちらも糸端は10cmくらい残しておきます。

1段目が終わったら、2段目は前の段と上下を逆にして通していきます。

針や指先で横糸の感覚を詰めたり目を整えたりしながら、最後まで横糸を通します。

魚柄(?)を作ることにしたひーちゃん、きれいに仕上がってきました!

 

最後まで横糸を通せたら、糸端を10cmほど残して切り、ヘアゴムを取り、マッシュルームから生地を外します。

糸始末は、糸端を後ろに引き出して、ステッチを2目ほど拾い、糸をくぐらせます。
拾ったステッチを割るように2目ほど戻し、きわで糸を切ります。

 

完成です!

 

形は予定外のものになりましたが、裏を見るとちゃんと穴が塞がれています。

 

完成した後は、みんなで生まれ変わった靴下を履いて記念撮影しました。

一度買った靴下に、もっと愛着が湧くダーニング。

手芸に不慣れな3人でチャレンジしましたが、ものを大切に使うということは、それ自体が心温まる行為です。

「自然環境のために」という志ももちろん素晴らしいですが、きっかけは「楽しそう」「かわいいな」そんな些細なことでいいと思います。

 

はらぱんの規格外品を購入時、ダーニングマッシュルームを選択いただければ、はらぱんと一緒にお届けいたします。
(対象製品は、「はらぱんショートタイプ」「はらぱんハーフタイプ」「はらぱんロングタイプ」)

 

大事に何度も履いて穴が空いてしまった靴下で、試してみてはいかがでしょうか?

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