今日からできる、親子ではじめる冷え対策

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お子さまと一緒に楽しみながら冷えとりを実践されているご家庭が増えてきています。
これから親子で冷えとりを始めたいと思っている方へ、
まずは子どもが発信する冷えのサインをチェックするところから初めてみませんか?

子どもが発信する冷えのサイン、当てはまりますか?

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子どもも大人と同じで、冷えとりの観点からみると常に体は冷えています。
次に挙げるような症状が頻繁に見られると、もしかしたら冷え体質かもしれません。
体が発するサインを見逃さず、今日から家族で冷え対策をしましょう!

子どもの冷えチェック

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・よく鼻水が出る
・寝汗をかく
・お腹を触ると冷たい
・手足が冷たい
・体温が36.5℃以下
・湿疹が出やすい
・便秘or下痢をよくする
・風邪を引きやすいetc…

子どもにはよくある症状に見えますが、実は冷えが原因で起きていることかもしれません。
例えば便秘や下痢の症状。
下痢はなんとなく冷えからきているとイメージがしやすいですが、便秘も冷えが一因なんです。
体が冷えると全身の血液のめぐりが滞り、それにより内臓のはたらきが低下。
結果、便秘に繋がることがあります。

子どもの冷えの原因って?

人間は誰でも上半身と比べ下半身の方が5℃ほど冷えています。
この状態を冷えとりでは「冷え」と呼びます。
更にこの冷えは、食べ物や生活習慣が影響して進行することもあります。
身近にある子どもの冷えの原因とは何なのでしょうか。原因をまとめてみました。
子どもだけでなく大人にも当てはまるかもしれません。

体を冷やす食べ物の摂り過ぎ

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白砂糖や添加物や生野菜、南国のフルーツは陰性が強く、体を冷やす作用があります。
お菓子やジュースなど子どもが好きなものも多く含まれますが、摂りすぎには注意しましょう。
また、水分を摂り過ぎると体に余分な水分が溜まり、鼻水となって現れることも。

お風呂はからすの行水

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冷えとりの基本は半身浴で体のめぐりをうながすこと。
昔からよく言われている「肩までつかって100数えよう」。これは冷えとりとは逆の習慣なんです。
冷えてはいけないからとお湯の温度を高めに設定していると、
強火で焼いたお肉が生焼けになるように、体の芯まで温まらないままになってしまいます。

空調の効いた環境や運動不足

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大人も子どもも運動不足が問題視されている今の日本。
外遊びよりも空調が効いた屋内でゲームをする子が増えています。
熱を作る筋肉量が落ちると血液を循環させる力も低下し、冷えの原因に。
汗もあまりかかないため、体内に水分が溜まりがちになります。

今日からすぐ見直せる生活習慣

子どもの冷えとりといっても、基本の考え方は大人と同じです。
下半身を温め、体を冷やす食べ物をなるべく避け、食べ過ぎないことが大切です。
親子で一緒に楽しみながら冷えとりを習慣にしましょう!

お風呂は肩までではなく、半身浴に

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冷えとりの基本は頭寒足熱。上半身は元々発熱する臓器が多いため、肩までつかる必要はないのです。
40度以下の体温に近い温度に設定し、みぞおちから下を20分以上浸かるようにしましょう。
長くお風呂に浸かることが難しいお子さまには、お風呂でできる遊びが効果的ですよ。
立ったまま遊ばせると、自然と半身浴の状態になります。
(寒い季節は少し温度を高めにしたり途中何度か肩までつかったり、工夫してくださいね)

子どもは風の子。でも薄着には要注意!

年中薄着でいると冷えの原因に。
おなかや手足を触ったときに冷たく感じたら、服装を見直しましょう。
服装も基本は頭寒足熱。はらまきや靴下、レギンスなどで心地いい状態に。
体が冷えていると、血液はまず内臓を温めようとお腹に集まります。
そこでお腹を温めることで血液がまためぐりだし、手足の先まで行き渡るようになります。

食べるものを見直そう

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陽性と陰性の食べ物はバランスが大切。どちらも偏らず適量を摂取することで、めぐりが良くなります。
簡単な見分け方は地面より下になるものか、そうでないものかがポイント。
一般的にニンジンやゴボウなどの地下になるものが体を温めます。(海の中になる海草もそうです)
現代は旬がないといわれていますが、旬のものはそのときの体を助けるはたらきがあります。

なんでも手に入る現代だからこそ、旬を意識した食卓が大切ですね。

親子で一緒に心地いい冷えとり習慣を

体が心地よいと感じると、お子さまも自然と一緒に冷えとりを楽しんでくれるそうです。
今回ご紹介した基本の冷えとりは普段の生活に密接に関わってくる習慣ばかり。
そう、実は基本の生活をきちんと意識し直すことが大切なんです。
続けるうちにいつしか冷えとりが当たり前の習慣になると、素敵ですね。

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