基礎体温を上げる4つのコツ。免疫力とも深い関係が。

世界は未だに新型ウイルスの脅威にさらされていますが、健康な心身を保つために、「免疫力」はいつでも高めておきたいもの。

そのためには、手洗い、うがいはもちろん、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、規則正しい生活を送ることが重要です。
当たり前のことを当たり前に続けることが難しかったりしますが、自分自身がご機嫌でいられるために、できることから始めてみましょう。

 

そして免疫力は、体温と密接につながっており、体温が下がることで低下してしまうことが分かっています。
このコラムでは、免疫力をアップさせるために基礎体温(=平熱)を上げるためのコツをご紹介します。

そもそも基礎体温とは

基礎体温とは、朝、目覚めたあとに体を起こさない状態のまま計測した体温のこと。
病気や強いストレスを受けることがなければ、0.3〜0.5度の間で推移して、特に女性は月経にも連動して周期的に変化しています。

 

基礎体温が低い状態を「低体温」といいますが、体温が下がれば、酸素や栄養が全身に行き渡らなくなり、疲労を感じやすかったり、病気になりやすくなります。
「一年に何度も風邪をひく」「疲れがとれない」という、多くの人が感じる不調の原因が、低体温による免疫力の低下によるものかもしれません。

 

理想の平熱は36.5度~37度。体温が上がれば、血液の流れが良くなります。
血液は、細胞に酸素と栄養を送り届けるかわりに、老廃物を持ち帰る働きをしています。
その血液の中には、免疫機能を持った白血球(リンパ球)が存在し、体の中を巡り、異物を発見したら取り去ってくれるのです。

 

体調を整えるために、何よりも大切なことは今の自分を知ること。
「なんだか最近疲れやすいなぁ…」と感じたら、基礎体温を記録してみたら新しい気づきがあるかもしれません。

 

ここからは、日常生活の中で基礎体温を上げる習慣について、具体的に紹介していきます。

 

基礎体温を上げる方法 ① 筋肉量を増やす

体温を上げるために有効なことは、筋肉量を増やすこと。

低体温の原因の最大の理由は、運動量の不足から起こる「筋肉量の低下」と考えられています。
だからといって激しい運動をする必要はありません。

日々の通勤やお買い物を、週に数回は歩いて行くようにしてみたり、20分程度の散歩をしてみたり、無理なく続けられる方法を考えてみましょう。

 

また、ストレスが低体温を招いてしまうこともあります。
強いストレスが続くと、「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌され、筋肉が分解されてしまいます。

心のリフレッシュのためにも、適度な運動を心がけましょう。

 

基礎体温を上げる方法 ② 食事に気をつける

私たちの身体を作っているのは、私たちが口にしたもの。

「夏野菜は体を冷やし、根菜は体を温める」ということはよく言われていますが、その季節の旬のものを食べることが大事です。

 

もちろん暴飲暴食は、ホルモンバランスを崩す大きな原因にもなるので腹八分目を心がけることも忘れずに。
カロリーよりも、食べた時の“心地よさ”に敏感になりましょう。

またカカオや玄米、かぼちゃ、じゃがいもには、ストレスを緩和する成分が 「GABA」が多く含まれているので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

基礎体温を上げる方法 ③ 白湯を飲む

朝、体温が低い状態のときの目覚めの一杯は、冷たい水ではなく、身体をじんわりと温めてくれる白湯がおすすめです。
白湯は体内のデトックスを促してくれたり、代謝を高めてくれるので冷え性やダイエットにも効果があるとされています。

 

基礎体温を上げる方法 ④ 半身浴する

お風呂の入り方で、「肩まで熱いお湯に浸かれば、疲れがとれてよく眠れる」というのは、実は間違い。
熱いお湯に浸かってよく眠れると感じるのは、高温のお風呂に浸かることで余計に疲れてしまっているから…。
これでは質の良い睡眠とはいえません。

身体を急に温めたり冷やしたりせず、芯から温めるのに有効な半身浴や足湯を試してみてください。
湯船に10分浸かることで体温は1度上がるともいわれています。
もしかしたら、一番手軽で簡単な体温を上げる方法かもしれません。
今日からはじめられる温活《半身浴》

 

冷えとり靴下や腹巻など温活アイテムを使って


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いくら温活をしていても、せっかく温めた身体を冷やしてしまってはもったいないです。
日常生活の中で、温めている時間より冷えていく時間が圧倒的に長いので、
冷えとり靴下や腹巻、湯たんぽで、少しでもお腹や腰などを優しく保温する時間を持つことが大切です。


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「温活」は、自分が「心地よい」と感じられる習慣の積み重ねかもしれません。
心も体も温かく、にこやかな日々を過ごせるように工夫していきましょう。

 

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